ハグロチャツムタケ(フウセンタケ科、チャツムタケ属)

Gymnopilus sp

2007年5月29日 茅ヶ崎市清水谷にて

広葉樹の倒木上に発生
襞に傷をつけると直ぐに赤黒色になる(上右図)
胞子は約4.2×5μm僅かに疣状突起がみられる
メルツアー染色
縁Syは4×25μm、図左は400倍、右は1000倍

城川先生から次の如くご指導を頂きました、有難うございました
子実体の写真からはハグロチャツムタケと考えて間違いないと思います。若い子実体はひだを傷つけると褐片します。メルツアーでなく、水でひだをマウントすれば黒い色素体が多数見えるはずです。また、ヒダの一部をスライドにとり、KOH液をかければ液は黄変するでしょうし、検鏡すれば黒い色素体が溶けてなくなることも確認できると思います。ただ、ごく稀に類似種があって側シスチジアが多数観察される種類もあります。もう一度、顕微鏡で確認して下さい。